「男のきもの」 米沢日報連載 

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シリーズ 再発見 米沢織 
きもの
の魅力

 1. ― 鷹山公に学ぶ武士の道中着、「野袴」スタイル  1997/6/22

  
上杉神社 上杉鷹山公の銅像前にて 
1997/6/13 撮影 

長着 鈴源織「山絲織」    
     (やまいとおり)  
野袴 鈴源織「駒上袴」    
     (こまじょうばかま)

 今月から掲載する新コー 
ナー。 
 二百数十年前、第九代米 
沢藩主上杉鷹山公の殖産興 
業策から生まれ、発展して 
来た米沢織。その魅力を原 
点である男のきものを通し 
てご紹介して参ります。  
 
 第一回は、武士の道中着、 
活動着として鷹山公が愛用 
されたと伝えられる「野袴 
(のばかま)」スタイルで 
す。上杉神社の銅像にも見 
られる前襞(ひだ)を残し 
つつ裾を絞った括袴(くく 
りばかま)。風格と活動性 
を兼ね備えた現代に見直し 
たい新鮮なスタイルです。 
 スタンドカラーシャツと 
ブーツを合わせれば、襟元 
の乱れが気になる入門者や 
雨の日の裾汚れ、車の運転 
も安心です。 
 また観光客を迎えるお店 
でも、“米沢ならではの風 
情”を伝えるもてなしの装 
いとしてお召しいただける 
かと存じます。 

鈴源織物有限会社 
社長付 長根英樹 


 武士の裃(かみしも)地  を原点に、男のきものを中  心として発展してきた米沢  織。現在、袴の生産量にお  いては全国の九五%を誇っ  ています。   男の袴は、着姿だけでな  く心も凛々しく整えます。   地域の皆様には、恵まれ  た和装環境を存分にご活用  いただき、礼装用の羽織袴  の他、足捌(さば)きの楽  なこの野袴を着用してもっ  と普段にきものを楽しんで  いただきたく存じます。 


   「米沢日報」連載特集のご紹介です。

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