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11月14日、静岡県の石川嘉延知事が、寛仁親王殿下が伝統を尊重
する旨のお考えを随筆を通じて示されたことに関して、「共感」を寄
せる発言をしたとの報道がありました。
石川知事は、
・皇位継承の問題は伝統的な国の在り方に関わる問題であるとの認識
・わずか数ヶ月の期間で結論を出そうとすることへの警鐘
・有識者会議のメンバー構成(専門家不在)に関する疑問
などを述べたとのこと。
今後、各自治体の首長の発言や全国知事会、各首長会の声明等、また
各地の議会での決議等により、国の在り方に関わる天皇の在り方、皇
位継承の在り方に関して、伝統に鑑み、拙速を避け十分な議論を通じ
て今後の方向性を探っていくことを求める声を各地域から興していき、
これを全国的な運動に広げていくことが重要と考えます。
現在、政府、有識者会議の進め方に危機感を持って、各方面に電話や
メール、FAXなどの働きかけを行っている例を耳にしますが、政府
や党の中央ばかりではなく、身近な地域の議員や議会に働きかけてい
くことも有効と考えます。
◇
雅さんから、小泉首相の行動、意図について様々な情報を寄せてもらっ
ていますが、こうした首相の意図如何に関わらず、今回の政府の動き、
法案に対応する各国会議員の責任は極めて重く、重大な決意、決断が
求められるものと考えます。
こうした市民の目線を伝える意味でも、地元選出の国会議員への働き
かけも重要になってくるものと思います。
紀宮殿下の婚儀も無事に終わり、いよいよ本格的な議論や各種の動き
が表に出てくるものと思います。
マスメディアにも、伝統の文化的な意味を踏まえた本質的な解説、報
道を期待したいと思います。
【参考リンク】
■ 三笠宮寛仁さま寄稿に「共感」 静岡県知事が会見で<朝日新聞>
http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200511140244.html
■ 静岡県HP 2005年11月14日(月) 知事定例記者会見コメント
http://www2.pref.shizuoka.jp/ALL/GAIYO.nsf/WebDateView/760E02DD4D62EC45492570B90042F265 |
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