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>そもそも、皇室典範を変え皇位継承に関わる根本的な在り方、すなわち万世一系の伝統や原則、百二十五代続く継承の原理を変えるということは、皇室の在り方、天皇の在り方の根本を変えるということであり、まさに日本の在り方、日本の歴史を変えることに直結する非常に重要な、非常に厳粛な事柄であると思います。
しかしながら、実際の会議の方向、運営の在り方を見ても、そうした国家の在り方に関わる超重要課題を扱うという気概や責任感が見えてきません。
頷ける部分も多かったのですが、この引用部分のように、天皇制を変える=日本のありかたを変える、超重要な事柄、という部分には納得しかねます。私は22歳ですが、天皇制がどうなろうと(誰が天皇になろうと、あるいは天皇制が廃止されても)、私の人生に大きな影響は与えません。たいしたことのない問題とは言いませんが、もっと大事なことが、今の日本には山積みだと思いますし、この問題に、おっしゃられるような熱意を押し付けられても困るのが正直なところです。
天皇のあり方を変えること=日本の歴史を変える事とまで言い切るとは、いささか論理の飛躍があるのではないでしょうか。
我々のような人間を納得させるには、天皇制を現状のまま維持させることによるメリット、させないことによるデメリットをしっかり示すべきです。そこには「伝統だから」「日本人のアイデンティティだから」といった抽象的メリットは説得力を持たないことは指摘しておきます。あくまでもリアリスティックに、おねがいします。 |
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