長根英樹 ネットクラブ
皇位継承と和の心
― 万世一系と君民共治 ―
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No.9 本格的な議論はこれからが本番 長根 英樹 さん 
    2005.10.31 16:41:31 返信

 
先週、有識者会議の結論の方向「女性・女系天皇容認」が明らかに
なり、一つの段階を迎えたかに見える皇位継承、皇室典範改変の問
題ですが、各メディアでの本格的な取り上げや国民的な議論はこれ
からが本番になるものと思います。

有識者会議の結論は、あくまで首相の“私的な”諮問機関における
取りまとめに過ぎません。
法案化の前段階で与党内での検討、議論のステップもありますし、
当然ながら野党側の党内議論、与野党の論戦もあります。
発言の主体を明らかにせず説明責任を負わない“有識者”達の気軽
な議論から、政治的な責任を背負っての政治家達の議論へと、議論
の舞台が変わっていきます。

先の総選挙の結果から、小泉首相の絶対性が強まった与党、国会で
すが、テーマがテーマであるだけに、郵政問題以上に政治家として
の判断、歴史観、及び後世への責任が問われる真剣勝負の問題とな
りますので、安易な迎合的な議論の展開にはならないものと期待を
するところです。

現状、11月15日に皇室の大きな慶事が予定されていますので、
それまではタイミングをはかった形で落ち着いた、抑制された議論
になっているものと思いますが、この後は、有識者会議の最終結論
提出、政府与党側の法案化に向けた動きと合わせて、各メディアに
おいても本格的な紹介や焦点化がなされ、これまで以上に特集や特
番、特別コーナー等での取り上げがなされていくものと思います。

また、各層各界においても、今まで意見表明を控えてきた方面から
の動きが出てくることも予想されます。


伝統の文化的な意味、今日的な価値について、和の心、和の国の在
り方について、更なる議論の広がり、深まりを期待するところです。

   


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