羽織 鈴源織 「米鷹御召(よねたかおめし)」 長着 鈴源織 「蓬楽(ほうらく)」 袴 鈴源織 「彩仕舞平(いろしまいひら)」 |
親族の一周忌にての装い。 藍黒の御召(縫紋一つ)の羽織に、濃藍鼠 の駒御召(縫紋一つ)の長着、墨黒の平袴を 合わせ、半襟/羽織紐/帯を黒で統一した略 喪のコーディネイト。 喪の装いは、正礼装の黒紋付きを筆頭に、 落ち着いた色目の色紋付き、御召、紬、ある いはそれぞれに黒の紋付き羽織を合わせ気持 ちを表します。 半襟/羽織紐/帯等の小物も黒/濃鼠/薄 鼠等を用い格合わせをします。 葬儀における喪主、親族、悼辞を読む近し い列席者は正礼装で、近親親族は一、三周忌 位まで正礼装が基本。 しかし現在、男性は特に正礼装で装う事は 少なく、簡略化しています。 喪主、主催側との格合わせの点で、列席者 があまりに勝ち過ぎてもチグハグとなります。 この点、黒系御召の紋付き羽織は便利で、長 着は色のものでも、小物を黒/濃鼠で揃える 事により落ち着き、改まった気持ちを表現で きます。
喪の装いにおける正礼装は、慶事と同様に |