「男のきもの」 米沢日報連載 

[≪ 戻る]     [s]     [次へ ≫]

シリーズ 再発見 米沢織 
きもの
の魅力

 4. ― 袷(あわせ)の季節、コーディネイトの愉しみ  1997/9/28

   
春日山林泉寺にて 
1997/9/24 撮影 

羽織 鈴源織「霞御召」  
     (かすみおめし)   
長着 鈴源織「秀雅御召」 
     (しゅうがおめし) 
角帯 鈴源織「錦繍角帯」 
     (きんしゅうかくおび)


 
ストールのお洒落
バリエーション

  
アスコット風

  
伊達衿風

  
ふんわり風

 いよいよ秋本番、重ね着、 
コーディネイトのお洒落が 
楽しみな季節となりました。 
 きものも十月を目処に、 
裏地のない単衣(ひとえ) 
から裏付きの袷(あわせ) 
ヘと更衣(ころもがえ)の 
時季となります。 
      表地と裏地の 
     組合せの他に、 
     羽織、コート、 
     マフラー、帽子 
     等のアイテムが 
     加わり、それぞ 
     れの色柄/素材 
     感/云われ等の 
     要素を含めると 
     コーディネイト 
     は級数的に広が 
     ります。 

 洋のインナー=海島綿 
のタートルニット(とっ 
くり)に、表面に細かい 
シボが広がり柔らかに光 
を含む梨地(なしじ)の 
長着(きもの)を重ね、 
横縞風の霞(かすみ)模 
様を織り表した羽織をア 
クセントに合わせた揃い。 
 衿元を濃い色のストー 
ルでV字に引き締めた、 
和洋折衷冒険的なコーデ 
ィネイトですが、それが 
許される、男がお洒落を 
楽しむ休日のプライベー 
トな装いです。 

鈴源織物有限会社 
社長付 長根英樹 
http://www.ifnet.or.jp/~suzugen/ 


※インナーに襦袢でなく、シャツや
 セーターを合わせると洗濯が容易 
 で普段にも安心です。 
 この場合、足元は裾除け(二部式 
 襦袢の下の方:巻スカートタイプ) 
 がお薦めです。 

 冬場は、襦袢の下に肌襦袢の感覚 
 で合わせても良いのではないでしょ 
 うか。きものは、以外と衿元、袖 
 口からの風がスースーと気になる 
 もの、防寒にもなります。 



   「米沢日報」連載特集のご紹介です。

  ※「米沢日報」に関するお問い合わせ
    株式会社 置賜日報社  米沢市城北1-3-18  〒992-0051
                TEL 0238-22-7250  FAX 0238-22-7252
                E-mail:norio.n@jan.ne.jp


[≪ 戻る]     [s]     [次へ ≫]