「男のきもの」 米沢日報連載 11

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シリーズ 再発見 米沢織 
きもの
の魅力

11. ― 後ろ姿の自己表現
          角帯 一文字結び
 1998/ 4/26

   
上杉神社 お堀 にて 
1998/ 4/21 撮影 

長着   鈴源織「山絲織」    
      (やまいとおり) 

角帯   鈴源織「うろこ角帯」  
     (うろこかくおび)




【ご参考−帯結び】  

   
男結び(貝の口)


   
浪人結び(片ばさみ)

 例年より早い桜も散って 
陽射しが暖かくなると、羽 
織をとってきもの(長着) 
一枚、帯、後ろ姿に個性が 
目立つ季節となります。  
 男の帯には寛ぎ用の兵児 
帯(へこおび)と、一般的 
な角帯(かくおび)があり 
     ますが、いずれ 
     も締め方、結び 
     目には好み、個 
     性が表れます。 
      帯による独自 
     のこだわり、後 
     ろ姿の自己表現 
     で、長着一枚の 
     着流し姿を存分 
     に満喫いただき 
     たくご案内申し 
     上げます。 

  角帯は、V字型に結び 
 目の開く男結び(貝の 
 口)が一般的です。結び 
 目左右のはみ出し具合、 
 背中心からのずらし具合 
 に好みが表れます。 
  結び方が容易で息を抜 
 いた雰囲気の浪人結び 
 (片ばさみ)は寛ぎ用。 
  袴をつける際にも用い 
 る一文字結びは、きりり 
 と左右対称で、結び目の 
 位置が高く足長に見えま 
 す。背筋を伸ばし凛と着 
 こなしたい帯結びです。 

 鈴源織物有限会社 
 社長付 長根英樹 
 http://www.suzugen.co.jp/ 



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